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「これやりたい!」と思うとき

ご自宅でのプライベートレッスンの生徒さん達は、レッスン場所が「自分の家」なこともあり、年齢が小さければ小さいほど「これ見て~!」と自分の物を見せてくれたり、「これやりたい!」という何かがあったりします。

 

自分のお気に入りの物など「これ見せたい」と思ってくれたり、自分のやりたいことを伝えてくれるのは、私にとってはとても嬉しいことです(*^-^*)

 

そして、どんなことでも見方を変えればレッスンに繋がるし、思いがけずとても良かったり、楽しかったりします♪

 

数年前、絵を描くのが大好きで、いつも私が持ってくるホワイトボードに絵を描いていた生徒さんがいました。

その絵を見ながら、私が英語で話してかけていくことでレッスンに繋がっていったり、生徒さんも自分の描いた絵から新しい単語を知ることができました。

生徒さん自身も絵を描くことで自分を表現してスッキリ、受けとめてもらえて安心しながらレッスンに入っていけました。

そして、その後の集中力がすごかったです!

 

 

集中するまでちょっと時間がかかるけど、自分の好きな物、興味のあるものをレッスンの中で一緒に使うこと(時には、好きなおもちゃ)で、より楽しくレッスンをしていける子たちも、これまで何人もいました。

 

そして、子ども達のアイディアは面白いし、そのアイディアを取り入れてみるとレッスンがより楽しくなります☆

 

子ども達は自分が提案したことを取り入れてもらえて嬉しい!

そして、自分のアイディアだから楽しいし、どんどん集中します。

 

私自身も、すごく楽しんでいたり、レッスンの内容がすごく深まって驚くこともたくさんあります。

 

 

 

 

最近では、小学4年生の生徒さんが「これやりたい!」と持ってきたのが英語の絵本。

それも、すごく厚いし文章もたくさんあります。

 

一緒にレッスンするようになって2年くらいですが、その前には別な英会話教室に通っていてその時に使っていた教材でした。

 

「最初の方の少ししかやっていないから、続きをやりたい!」

 

「いいよー。じゃあ、それ一緒にやってみよう!」

 

難しい単語、知らない単語もいっぱい出てくるので、一緒に読んでいきながら生徒さん自身がカタカナで読み仮名をふっていきました。

 

小学生のうちは読み仮名をふりたい生徒さんには、自由にやってもらっています。

(年齢が小さいうちは、読み仮名を書きたいという生徒さんもいますが、高学年になっていくと読める英語が増えてくるので自然と書かなくなっていきます。)

 

 

でもその時には、生徒さん自身が聞こえた通りに自分で考えて読み仮名を書いてもらいます。

 

その単語によっては、「えー、どうやって書いたらいいか、よくわからない~」というものもありますが、

「聞こえた通りに、好きなように書いてみて」と伝えています。

 

その理由は大人が「こう書いて」と教えると、カタカナ読みになるから(^-^;

 

カタカナ的には(?笑)おかしなものになったとしても、生徒さん自身が聞こえた通りに工夫して書くと、読んだ時に英語の発音になるんです!

 

いくつかの文章を読んで読み仮名を書いたら、生徒さんにその文章を読んでもらいます。

 

難しい文章、知らない単語がたくさん並んでいる文章はゆっくりだったり、単語ごとに区切ったりになりますが、

 

すごく滑らかにきれいに発音して読んでいる文章もあって、「すごく上手!!」と驚いたりもします。

 

どんなお話しかも知りたくて、「訳も書きたいから、先生訳して!」とのことで、訳も書いていきながらその絵本を楽しんでいます。

 

私から見たら、その生徒さんにとっては、やるのに難しい教材に感じるけれど、自分で「これやりたい!」と思ってやっているので集中してがんばっています。

 

「あぁー、疲れたー!」と言いながらも、どこか満足そう。

 

 

「やらされる」のと「やりたくてやる」ことの集中力の違いは、本当に大きく変わってきます。

 

そして、やりたくてやっていることは、たとえ難しくてもすごく楽しいんだろうなと思います(*^-^*)