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気づくこと

「なんで怒られたのかわからない。」「連帯責任にされる意味がわからない。」

 

生徒さんとの会話から出てきた言葉。

 

「悪いことしてないのに怒られるのは嫌だ。」

 

学校での出来事にイライラした様子の生徒さん。

話を聞いていると同じ大人としては、先生たちが言ってしまう言葉にも想像がつきます…

 

特に行事が絡んでくると「いいもの」を作りたい先生達と「やらされている感」を感じている生徒達。

先生たちがピリピリしているとそれを敏感に感じる生徒達。

 

保育士をしていた時も、そんなことありました…笑

 

「先生達に「○○しろ!」とだけ言われても、どうしたらいいのかわからない。」

 

それが生徒さんの正直な気持ち。

 

先生の言葉には、年下の学年に配慮して、もっと感謝して欲しい。

そんな気持ちなんだと思いますが、嫌々やっている生徒さんにはそれがわからず反発心が湧いていました。

 

本当はとても気持ちの優しい生徒さん。

 

「じゃあ、例えばこんな状況の時にはどうする?どんな気持ちになる?」

生徒さんとの会話から、年下の学年と関わる別な状況を想像してもらうと「体力や能力に差があるから配慮したり、気をつける。優しくする。そういう時は、みんな自然にできる…」そう話しながら、「あー!そうか!わかった!!」と生徒さん自身の中で、学校で言われたこと、先生たちが言っていた言葉の意味がわかった様子。

 

わからないのに「怒られた」ということだけを見てしまいイライラ、モヤモヤしていたけど、自分で気づいたことでスッキリ納得した生徒さん。

 

その様子を見て、「こんなふうに生徒さんが自分で気づいてくれるって嬉しいな!」と感じました。

言われてわかるのも大事だけど、自分で気づくともっと深いところで納得できるように思います。

 

生徒さん達との関わりは、私にとっても学びがたくさんあります。

 

みんな、いつもありがとう(*^_^*)